■ 07/19 08：かたうでがおちた ■

ごうっ。ごっ。

がりっ、ぼきゅ。

魔ほう陣でおそいかかってきた　ほね　は

―――あのねえ、また私に黙ってそういう危険な……

めき。

ぱき、ぽきっ。

を　けんのうしろでこなごなに


―――そっか、んー、じゃあ夕飯はどうしようかねえ？

うるさい　さっきから　ひとの

めぎっ、ぱき　ぱき　こり

誰だ　こいつ　　この　あの　おんな

あたまに

ひとのあたまにかってに　はいって

うるさいうるさいうるさいうるさい
うるさいうるさいうるさいうるさい
うるさいうるさいうるさいうるさい
うるさいうるさいうるさいうるさい
うるさいうるさいうるさいうるさい
うるさいうるさいうるさいうるさい
うるさいうるさいうるさいうるさい
うるさいうるさいうるさいうるさい
うるさいうるさいうるさいうるさい
うるさいうるさいうるさいうるさい
うるさいうるさいうるさいうるさい
うるさいうるさいうるさいうるさい
うるさいうるさいうるさいうるさい
うるさいうるさいうるさいうるさい
うるさいうるさいうるさいうるさい
うるさいうるさいうるさいうるさい

お前もあのおんなあくまのようにきりきざんでけしてやる
うでをねじってそいできめれをいれてもいでやる

しねしねしねしねしねおきあがるなくたばれくるなくるなくるな！！


「シュ、ガ……　あはは、ど、ないしたん？　やな夢でもみたん、か、な？」

お姉がおれを　みている　ばけものでもみる　みたい＿な　...？
ちがう、おびえて　ちがう　ないている　かなしそうに　わらって　だ

まっしろで　すこしこうたくのあるふくに
まっかなかみが　どろりとかかって
髪
じゃ　ない


おれは　お姉の　わきばらから　けんを　ぬいた


かたぐちから　いったんななめにきれてわきばらでとまったけん
まっヵな　かみが　かみじゃない
ちが　ながれていた

…………。
……………………。

お姉のうでは　ほとんど　かわいちまいでつながってて　きれてるのとおなじ
ショックといたみでびくびくとけいれんしながらそれでも言葉をつむいでた
かわがきれて　ちのいけにうでがばしゃりとおちた　きれいなしろいうではあかくてもきれいで

でも
お姉はしなない　みたい　だ
いたくはあるみたいだけど　しなない　きずぐちからすごい熱気がふきでて肉がふっとうしてしろいひふができていく
けどひだりうではそのまま

てさぐりではうように、_せんりひんのはいった　ふくろを
あ_そうヵ　かわりをくつけないと
おれは　まっくろなうでをとりだした　ひだりうで　ちょうどひだりうで
はんとうめいですけそうなそれは　あくま　　ゆめのあくまの腕

さいしょはないていたけど、じきにあきらめたみたいなお姉は　ひだりうでを
あてがうとみずがふっとうしたみたいなおとがしていたそうだったけど
じきにしなくなった
はんとうめいのうではお姉とくっついたとたんにくろくへんしょくした

まっくろなうでは　しろいふくに変にアンバランスで、だったけど
あかとしろとくろで　おもしろいかんじがした

「魔王の心臓の次は、夢魔の片腕か……　あは……」

へんじゃない゜　お姉は何を着てもへんじゃない
きにしなくてもいいのに
なんでまたなくんだろう　このしまでおれと会ってから一回もちゃんとわらってくれない


あいつだ
あのおんなが。あいつがお姉をなかしているのか。
おとうととてをくんでお姉をなかせているにきまってるそうだそうにちがいない

こんどでてきたらころしてやる
かげもかたちもないようにしてやる