姉は全ての状況と殆どの能力を失い、地に落ちた。
弟は気が触れ縁者を斬り伏せ、人の道から外れた。
どこからどこまで夢の中かも分からない、僅かな安寧の中、傷を舐め合い這い蹲る。
これは哀れな姉弟のものがたり。
弟は気が触れ縁者を斬り伏せ、人の道から外れた。
どこからどこまで夢の中かも分からない、僅かな安寧の中、傷を舐め合い這い蹲る。
これは哀れな姉弟のものがたり。
すごいいきおいで かべにかこまれている_ この島
島じゃなくて、井戸のそこみたいだ思った ただしそらのみえない 井戸のそこ
たかいたかいかべにかこまれて日の光はとどかないはずなのになぜか
ころしあいのじょうきょうはよく見えて た
島じゃなくて、井戸のそこみたいだ思った ただしそらのみえない 井戸のそこ
たかいたかいかべにかこまれて日の光はとどかないはずなのになぜか
ころしあいのじょうきょうはよく見えて た
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とうとう赤い赤い天の光も遮られ、この島は島で無くなった。
壁が迫ってくる。
生き物のように意志を持ち、軟体動物のように緩慢に、けれど確実な早さで。
轟音を立てて地を削り、海は飲み込まれ、森は抉れ。
きっと義妹の首の墓も押し潰されてしまったのだろう。
あの魔法陣にいた病んだ不行雑草も、きっと壁に破砕されたに違いない……。
壁が迫ってくる。
生き物のように意志を持ち、軟体動物のように緩慢に、けれど確実な早さで。
轟音を立てて地を削り、海は飲み込まれ、森は抉れ。
きっと義妹の首の墓も押し潰されてしまったのだろう。
あの魔法陣にいた病んだ不行雑草も、きっと壁に破砕されたに違いない……。
ゆめをみた。
むかしのゆめを。
むかしのゆめを。
■ 08/04 13:取引は昏く嗤う ■
走る、走る。
赤い下草を踏み、赤い木々の間を縫い、赤い砂地を駆ける。
赤い下草を踏み、赤い木々の間を縫い、赤い砂地を駆ける。
あのかべがでてきてから お姉はちょうしがわるい で
すこ゛い疲れた いる みたい
それでもなかなくなった よかった あんまりないているのはみたくない
すこ゛い疲れた いる みたい
それでもなかなくなった よかった あんまりないているのはみたくない
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